■下げ札
名刺を利用 市販のA4用紙10面切り込み入り
オリジナルブランドを安く立ち上げるのに、立ちはだかるのが”下げ札”です。
従来、下げ札(商品タグ)は、5,000枚以上のロットで印刷するものです。
それぐらいの数を作らないと、コスト的にメリットが出てきません。
データを作る → 版を作る → 印刷する → コーティングする → 断裁する → 穴あけ → 糸付け
いくら安く見積もっても、2万円を下回る事は有りません。
ましてや、個性の有る紙を使い、色数の多い物や、高価なコーティング、手作業でしか取り付けられない太い糸
などを選ぶと、単価は跳ね上がります。
当社でも、様々なお問い合わせが有りますが、『下げ札を100枚作りたい。』『500枚で見積依頼』
と言われて、見積を出させて頂くと、そのコストの高さに驚かれてたいていは作られません。
小さな印刷物を100枚と言われると、一番思い当たるのが『名刺』です。
名刺は、小ロットを前提に進化して来ましたので、極小ロットの下げ札に使用するにはもってこいです。
そこで、インクジェットプリンターで市販の10面カットの名刺用紙に印刷して、下げ札を作る方法をご紹介します。
■ 名刺が作れる人は、下げ札も簡単に作れます。
パソコンが使いこなせて、名刺を作っておられる方は何の問題もありません。
私は、Illustratorでデータを作っておりますが、用紙メーカーのホームページに有るソフトを利用するのも手です。
・A-one
http://www.a-one.co.jp/
→ ラベル屋さん
http://www.labelyasan.com/
下記に手順を撮影したものを掲載しますので、ご参考ください。
パソコンでデータを作ります。
使いなれたソフトで自由にデザインするのが良いと思います。
名刺用紙は、ミシン目の入っていないタイプがお勧めです。
ギザギザが残らない為、パソコンで作ったとは、一目でわかりません。
インクジェットプリンタなどでプリントアウトしたら、切り離します。
パンチ穴を開けたら完成です。
パンチ穴は、一般的な文房具サイズの5〜6mmだと、一目でそれとわかるため、
3mmのものを使います。
(カール事務機
http://www.carl.co.jp/ CR−P03 ワンホールパンチ3mm )
この後、お好みの糸を付けたら、完璧です。
この方法ですと、10枚からでも作れて、デザイン変更も自在に出来ます。
また、版を押したり、1枚1枚”ワックススタンプ”を押したりと、更に手間をかけた分、
面白い物が出来ます。
糸も、太い紐を使っても面白いかもしれません。
ただし、インクジェットプリンターだと、水濡れに弱いので、野外で販売する場合は注意が必要です。
2012年6月18日(有井)